執着の果てに
2018/04/25を境に、愛は憎しみに変わった。
本人達の状況がどんどん代わり心の整理をつけたファンがいる一方で、「バンドTOKIO」という存在もろともじゃにおたとしての私の時間は止まってしまった。
Twitterのフォロワーさんに注意を受け難病を発症するまでに不調を来した心身を落ち着ける為、新しい推しを見つけ、その影響で新しい趣味も始めた。それでも2018年以降に新しく好きになったものは全てTOKIOの代替という罪の意識がどこかにある。
好きより嫌いが勝ったと思ったその時、離れようと決意した。本格的にアンチになる前に。Twitterでのときおたアカウントは殆どフォローをリムーブした。
おさんぽジャパンの飲酒シーンすら一時期見られなくなり一年くらい視聴を止めたけど、結局「太一君オンリーファン」の体で視聴再開し、お気楽さんぽに至っている。
DASHも一時期直視出来ず、わざと食事時間の19時台は自室に引きこもり20時になってからしれっとリビングで夕食を食べ始めては母親に怒られていた。アラサーの大人がやる事ではなかった。その後テレビに背を向けて音だけ聞く、特定のコーナーだけ見るとかして少しずつリハビリしていった。
ドラマはもう、見られない。カケルも見ない。CDもいつでも中古へ売りに出せる様に箱にしまって、聴かない。聴けない。どうしても聴きたいと思えない。それでいい。極力自分の世界からTOKIOを排除する様にして、時薬に何とかしてもらう事にした。
でも結局、せとにゃんがいる最後のDASHを最後まで見てしまった。
昔やったなーと懐かしんだ影絵で、リーダーは四人のパネルを五人にしてみせた。だん吉のヘッドライトを使って角度計算をしたのだろうが、四人がただ二重になって八人とか締まらなくなってしまう可能性の方が高そうなのに、うまいことやりやがった。何でアイツの気配を消さないんだよ。憎さ百倍の私は影絵ですら五人時代を思い出させて欲しくなかった。それなのに。
24hマラソンの場面が久々にテレビに映る。切り取りもなく、がっつり五人映ってる。とっさに番組スタッフに対して怒りが湧き「テレビ消して良い?」と親に聞いて拒否られた。親は別に何とも思ってないしね。
コンプライアンスより思い出優先しやがって、って正直思った。DASHスタッフにムカついてた。許したメンバーにも腹が立った。
でも、その後あんな事言われてしまったら……ずるいよ、せとにゃん。
「良いじゃん、どうせ五人なんだし」
ずるいよ、せとにゃん。
今まで何とか五人とか、バンドの事とか諦めて未練を消さなきゃって思ってたのに。
二度と帰ってこない「バンドTOKIO」の為の部屋を、心の中に残して良いんだって。バンドが好きで良いんだって、最後に言ってくれた気になってしまった。
そんな事言ってくれちゃったら、私マジで引きずるよ?私の「好き」に引き算は基本ないんだからな。部屋の物を捨てられない様に、一度でも執着したら捨そうそうてられない人間なんだよ。
いつかフラットな気持ちで向き合えるまで、良くも悪くもバンドTOKIOへの執着は続いてしまうのだろう。
なるべく他の人に迷惑かけない様にしますから、バンドTOKIOの音楽の素晴らしさを時々発作的に布教し始める瞬間があっても許してください。
株式会社TOKIOとクリエーターせとにゃんも、勿論応援しますから。
ありがとうTOKIO。
さようならバンドTOKIO。
コーラスと低音ほんと好きだったけどこれからも呪い続けてやるからな、元五弦ベーシスト。
最近見た映画の影響で音響ハウスの社員になって欲しくなったけど良いものいっぱい作ってください、せとにゃん。
そしてこれからは豊富すぎる経験を存分に活かしていつか上場株買わせてください、株式会社TOKIO。
I like your heart.