TBS♪Tokyo Band Stalker

もしも好きにならなければ 幸せに過ごせたのに

音楽を極める為に、技術者になった人と旅に出る人。

 今日このタイミングでここを更新するからにはあの話題に触れる訳なのですが、ちょっと話の枕に過去のナガスタリアタイレポと音楽誌の記事を置かせて下さい。去年の放送のどこかの筈ですが、具体的な日付を忘れたので日にちが分かる方はコメントかTwitterでご教授いただければ幸いです。

 

 

(゚▽゚)作曲・ザ・スタンダード???括弧書きは私が放送を受けて書いたニュアンスです

  • レコーディングの楽器は見た目を気にしない。音色の事だけ考える(女子的にはコーディネート?)
  • ドラムなら沢山のサンプリング音から
  • (ドラムの)口径(も拘るって話かな?)16インチかな、20インチが良いかな
  • (メーカーが違うと音も違うという事かな)TAMAとかPearlとか
  • 部屋で鳴ってる時の雰囲気(どの部屋で鳴っているか)
  • キーボードの事だけは分からないので、何となく「ピアノで」「オルガンで」だけ指定し、詳しくは太一君と打ち合わせして決めていく*1
 
 当時の感想として、「というかそういう話をSound&Recording Magagineで読みたいから誰か紹介して」と私は書いていた様です。
 そしてこの音に対する拘りは、既に二〇一七年一月号の「音楽と人」で触れられていました。どうしたら求める音が出るのか手探りで勉強していたデビューから二、三年頃の長瀬P。Windows95の登場でパソコンが爆発的に普及した事で、今までエンジニアしか使えなかった音楽ソフトも段々一般人が触れられる様になった頃。パソコンの事自体分からないので頭から湯気を出しながら試行錯誤して自分の出したい音を探していったそうです。

 そしてある時長瀬Pは、とんでもない事実に気付いてしまったのです。

 

「それで勉強して、コンピューターでほぼほぼ作れるようになってしばらくしてから、そういう作業は普通、プレイヤーがやることではなく、エンジニアがやることなんだって気付いたんです。」

――知らなかったから、そこまでやっちゃった、と。

「夢中でした(笑)。でも音楽を作るなら、マスタリングがどういう意味を持つのかとか、このコンプをかけたらどんな音になるのか、そこまで理解しておくべきなんじゃないかな。役者だって、自由に演技したらカメラマンがついていけないでしょ?一心同体じゃないから。」 

音楽と人」p.29

 

 なんとこの時点でエンジニアレベルの事をやっていた長瀬Pw

 しかし大多数のじゃにおたも一般人もそんな事は露知らず、TOKIOのシングルCD売上は相変わらず事務所最底辺。だからハイレゾ配信を始めろよと何度事務所を呪ったか()

 更に長瀬Pは音への拘りを語ります。

 

「(略)音楽だったら材料に 。ギターなら木材から拘るし」

――木材ですか!

「うん。木材もそうだし、ケーブル、マイク、電気。<え?100ボルトも117ボルトも変わらないじゃないですか>ってみんな思うんでしょうけど、作る人はそのぐらい気にしてるもんじゃないですか。でも、良くも悪くも僕らの会社は、音楽に特化した会社じゃないから、それを知ってるスタッフがいるわけじゃないんです。ってことは、自分がまず先頭に立って、そのスタッフに指示しなくちゃいけないんですね」
――僕はこういうことをやりたいんだ、って?
「そう。誰かの音楽を聴かせて<こんなサウンドでやりたい>って言ってもダメ。自分がちゃんと論理的に説明出来なきゃいけないんです」

 

(中略)
 
「(略)彼の頭で思い浮かんだものが形になったら聴いてみたいし。僕は賛成派だから。どんどんみんなそういう活動をやったほうがいいと思う。今は自分がやることを自分でクリエイトする時代だと思ってるし、アイドルも自分がクリエイトする時代なんですよ、きっと」

音楽と人 p.32

 

 

 ↓↓↓以下事務所担閲覧注意↓↓↓

 

 何故わざわざ雑誌記事を引っ張り出してきたのかと言いますと。

 

 本日すばるんさんがJの事務所を抜けると記者会見がございましたので、現在のJの事務所の体制について気になりまして。あの事務所はあくまでも芸能活動を全うする為の場所であって音楽活動に重きを置きたいタレントにとってはちょっとやりにくい部分があるだろうなという事をつらつらと考えていました。
 一番全う出来てるのは多分どつよさん。やりたい事があったら前もって綿密に事務所へ根回しするそうですね。そんな彼に耳の病気を試練として与える神様は意地悪……
 テゴマスは……元々詳しくないし今はにぅすに専念してるので何とも言えません。
 せとにゃんは上記雑誌記事の通り、気が付いたらエンジニアの領域まで足を突っ込んでいたので後はマスタリング修行してきたらもうレコーディング全部自前で出来そうな状態です。
 で、話題のすばるんさんですが。
 機材オタクっぽい長瀬Pとは違って、素材をありのままストレートに力強くお届けしたいタイプだから、周辺の知識も一緒に吸収して自分のいる環境を一から作っちゃうぜ!……という思考にはならないだろうなあと考察しました*2
 eighter皆彼の事を不器用と語る通り、得手不得手がはっきりしているから自分の武器をもっと磨きたい!となった時に日本にいながら、職業アイドルをこなしながらというよりは極めたい道に向かって退路を断って前しか見ないでずんずん進む事を選んだのだろうなと思います。的外れだったらごめんなさい。
 
 ただ、すばるんさんがその結論に至るにはちょっと恵まれすぎてんじゃねえか、てめえこれ以上何を望むんだと最初は感じてしまったのです(す担の皆様申し訳ございません)。私はあくまでもバンドTOKIOファンなので、二〇一四年以降ほぼほぼバンドらしい事が出来ておらずバンド感がフェードアウトするのと同時にかんじゃにいさんがバンドとして存在感をフェードインさせていった様子を見ては羨ましいのとむかつくのと悔しいのとで愛憎入り交じってました。

 

 色々な人のツイーヨを見たり、自分で色々考えたりしている内にジャムSHOWきっかけでフェスにも出たり豪華制作陣とアルバム作れたりして今までより音楽に触れたからこそ極めたくなってしまったのかなとある程度納得が出来る様になりました。だって、バラエティノリノリでやってたって本人記者会見で明かしてFRIDAYに逆襲果たしたもんね!

 しかも自分のバンドの事大好きだって事とメンバーの事もそれぞれオモイオモわれてるのがよーーーーーーーーく分かりましたので!ポチ男担としては気持ちよく送り出してあげるしかないじゃないですか!

 

 ま、バンドTOKIOファンとしては「グループの先輩後輩」だけでなく「バンド」として対等の立場でお互い手加減なしで競演して欲しかったですけどね!

 ね、対バンとかジャムSHOWにTOKIOゲストとか対バンとかね!!

 

 

 すばるんさん、TOKIOの誰もあなたを事務所に引き留める程の引力を持つ先輩になれなくてごめんなさい。その代わり、今後は事務所関係無く一音楽人として対峙出来る日が来ると良いなと願っています。

 

 だから、かんじゃにいさん全員だけでなくJの事務所全員やファンどころか全人類に「どうや!」って自分の作品を誇れる様なアーティストに成長して下さい。

 

 じゃあ、ジャムSHOW見てきます。

*1:やたら二人で音楽の相談する機会多いなと思ったらそういう事かよ……凸凹尊い

*2:というかこれ、まんまDASHの発想やんけ……TOKIOだから出来る発想だよ