80sアイドル文化の対極で暴れる奴ら――「爆裂都市」初見感想
☆告知☆
TOKIOと紅白アンケート2017、回答期限はいよいよ明日!
連休最後の駆け込み回答お待ちしております。
年が明けてからはや一週間。七草粥は食べ忘れましたw
何か新しい事を始めたり、今まで手に取らなかった作品に興味を持ったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も早速新しい扉を開きました、カルト映画の扉をw
その名も「爆裂都市 BURST CITY」(1982)。
きっかけはすぴっつのどらむのひと目当てで年末に行ったカバーライブイベント。二組目のバンドさん待ち中に延々流れていた↓の映像でした。
映画の予告編で流れているのが主題歌「セルナンバー8」。劇中に登場するバンド「バトル・ロッカーズ」が歌っております。ボーカル役は陣内孝則さんです!わっか!ていうか昔バンドやってたの!?という話もこの映画で知りましたw
この曲の元ネタは何かの洋楽らしいですがそんな事はさておき、予告をご覧になってどんな映画か予想出来ましたか?
西部警察の名残を引きずってそうな感じ?昔のバンドのライブ映像と過激なシーンもあるドキュメンタリー映画?マッドマックスのパロディ?
正解は……よく分からねえ!!!
初見の感想では、
- サウンドは格好いいけど台詞がかき消されて聞こえない!
- そもそもその台詞から意味を読み取れない!
- 説明的台詞が存在しない!
- 字幕すら必要最小限しかない!
- さらっとR指定シーンを入れるでない!
- 主人公が誰なのか確証が持てない!
- 「爆走兄弟*1」の背景を前情報なしであのサイケデリックな音楽と点滅の激しい映像だけで推測しろだなんて無茶ぶりもいいとこだ!
- 終盤の暴動シーン長すぎ!
- 結局結末までよく分からねえ!!!
- でも何故か、謎の引力で引きつけられるのを感じる!!!!!
最初に見た所の画質がよろしくなかったせいかも知れないけど、映像からだけでは全くストーリーを読み取ることが出来ませんでした。
これは……無料コンテンツを楽しんだところで結局有料コンテンツで補わないと満足出来ないパターン……!という事で、三月辺りに監督さんの作品が一挙に上映される機会があるらしいという情報からこの作品も期待しますね。ついでに前作「狂い咲きサンダーロード」も上映されたら、そちらにも手を出してしまおうかと思います。
手っ取り早く見るなら近年発売されたブルーレイかHuluで!
Huluは特にストーリー紹介の部分が親切。一番分かりやすかったかも。
じゃにおたの皆様には果たして、肌に合う作品となり得るでしょうか。
何せ「爆裂都市」が公開された1982年と言えば、じゃにおた的にはシブがき隊のデビュー年。女性では薬師丸ひろ子。マッチパイセンもバリバリのアイドルで、松田聖子に中森明菜がしのぎを削る時代。サザンオールスターズが若手と呼ばれ、ユーミンや山下達郎等ニューミュージック勢もアツかった音楽界。
かうーこんで集結したワンワンシックスの内、村上信五・櫻井翔・相葉雅紀の生誕した年でもある1982年。
その当時活躍していた音楽人達の中には、一般大衆から永久に顧みられないであろう極限まで暴力的なロックを体現する劇中の「バトルロッカーズ」や「マッドスターリン」の様なスタイルのバンド*2が確かに存在していたのでした。
是非じゃにおたの皆様には、いつも摂取しているジャニーズアイドルから発せられる光が作る「影」の事もたまには見て欲しいな、見ないにしてもせめて知っていて欲しい等と願いながら筆を置く事と致します。
余談ですが、Jの事務所勢が仮に波怒流地区へほっぽり出されたら彼らは生き残れるのか気になります。車かバイクが好きな人は多分大丈夫。ときおじさんはバトルロッカーズと対立、というか向こうから勝手に因縁を付けられそうw