舞台版なめ猫第二弾公演が始まるので、第一弾の劇中歌CDレビューを書きました。
第二弾の公演は2024/05/16(木)-05/24(金)、浅草花劇場にて。
筆者は05/18(土)昼公演に行きます……音楽目当てでw(第一弾、第二弾ともに手島いさむさんが音楽を担当)
<「舞台版なめ猫第一弾」こと「なめ猫 on STAGE(以下なめステ)」あらすじ>
「なめ猫」が社会現象を巻き起こしていた頃の昭和文化をこよなく愛するロックバンド「not men not 4」と令和の今をときめくラップチーム「ゲルマウス」が、一枠しかない文化祭のステージを勝ち取る為に対決!
登場人物が全員猫耳猫尻尾である事以外はありふれた、そして眩しい青春群像劇。
⚠以下、「なめ猫 on STAGE」のネタバレ全開⚠
1、見てんじゃねぇよ太陽 / ♪ not men not 4
昭和を愛する学生バンド「not men not 4(ノットメンノットフォー、なめんなよとも読める)」の持ち曲。作品全体のメインテーマ曲にも位置しており、他の曲でフレーズが引用される(ミュージカルではよくある事)。
CD盤での参加アーティストは道添祐一・タナカノリオ・大隅友喜・花澤拓己。
2、ララバイの先に / ♪ 手島いさむ
劇中ではバンドメンバーが入り浸る「喫茶またたび」のマスターが歌っていた曲。手島藩UNICORNファンである筆者はイントロを聴いた瞬間「あ、これテッシーがセルフカバーしそう」と直感した。そして2023/06/03の手島いさむアコースティックライブにて、実際にセルフカバー。
劇中では最後の「わかっておけよ」は「わかぁって、おけよー!!↑」と上がり調子でシャウトして締めるのだが、テッシーがセルフカバーする時は優しい歌い方になっているのが最大の違い。
3、VERY BAD BOY(超) / ♪ ゲルマウス
リアルタイムなめ猫ブーム時代には存在しなかったラップという概念が舞台化で導入される事で、単なる昭和趣味に終わらず現代で上演する意味を持たせた。
そして舞台を見ていただけでは分からなかったが、公式Twitter(現X)アカウントで歌詞が公開され「作詞:村上純 川西幸一*1」の文字を見つけたUNICORNファンは仰天するのであった。
4、Answer for Men / ♪ not men not 4
not men not 4の二曲目。学生バンドらしく、学校生活にヒントを得た内容の歌詞になっている事が「見てんじゃねぇよ太陽」と共通している。劇中ではゲルマウスの歌に対抗して歌ったのがこの曲だった筈。
CD盤でツインボーカルを務める道添祐一は手島いさむの直属の弟子にあたる存在。長年ハウステンボスで経験を重ね、昨年から本格的に全国展開を始めている。一方タナカノリオはSimploopというバンドに所属しており、バンドのCDが手島いさむ主宰レーベルから発売中。
5、滲む街 / ♪ Sally's★Bar Band
劇中でnot men not 4とも絡みがある「伝説の先輩」こと「沢永吉矢(さわながよしや)」が歌う曲。名前でバレバレだが、永ちゃんリスペクトな一曲。
CD盤ではSally's★Bar Bandのタケこと西山武彦が(歌詞カードでの表記どおり)「熱唱」。サウンドのみならず、歌い方もかなり永ちゃんに寄せている。なおSally's★Bar Bandは高知を拠点に活動するバンドで、彼らのレギュラーラジオ番組にテッシーがゲスト出演したりバンドのキーボード担当・水間調(通称・モグちゃん)が電大のアコースティックライブでサポートメンバーを務める等手島いさむと度々交流がある。
6、No Wait / ♪ スアレス・ゴンザレス(Suárez González)
「伝説の先輩」の所に送られてきた一本のデモテープに収録された曲として再生された。歌唱者の姿は最後まで出てこず、通称「謎猫」の歌唱とされている*2。
CD盤で歌っているスアレス・ゴンザレスは手島いさむの楽曲に参加経験があった筈(検索しても引っかからないので確認取れず)。詳細情報求ム。
7、星に乗って / ♪ ザ・ラヂオカセッツ
実はnot men not 4とゲルマウスのあるメンバーはかつて一緒のバンドを組んでいたが、仲違いしたという因縁がある事が劇の途中で判明する。この曲は確かその二人が同じバンドにいた頃の曲。
CD盤で演奏と歌唱を担当しているザ・ラヂオカセッツは五人組バンドで、手島いさむと対バン経験がある。
8、夜と手を繋いで / ♪ なめ猫オールスターズ
なめステ大団円の曲として、登場人物全員で歌われた。
CDでは劇中で直接姿を見せない謎猫feat.スアレス・ゴンザレスを除く、CD盤参加アーティスト全員による歌唱。ノットメンもゲルマウスもピアノの音を入れていない為、この曲はピアノの音が目立つ作り。
なんと舞台版なめ猫第二弾初日の前日に、この曲のPVが公開された。メインボーカルは道添祐一&タナカノリオ&西山武彦の三人と思い込んでいたが、PVで歌割りが判明。答えはその中に。
9、見てんじゃねぇよ太陽 -Dance Mix- / ♪ not men not 4
舞台版では使われていなかったボーナストラック。その名のとおり一曲目の四つ打ち感を増したバージョンで、DJプレイにもお使い頂けます(笑)。
無理矢理舞台の内容に照らし合わせるなら、エレキギター主体のnot men not 4と電子音主体のゲルマウスが劇中の対決を経て和解した事を示す曲と捉える事が出来るかも知れない。
10、Prologue1 / ♪ 手島いさむ
舞台版上演前に公式Twitter(現X)アカウントで公開されていた告知用映像のBGMとして流れていたインストゥルメンタル楽曲。
イントロ/アウトロのエレキギターが猫の鳴き声風になっていたり「見てんじゃねぇよ太陽」と思しきフレーズが含まれている。この曲単体でも凄く格好いいので、いつかテッシーのソロライブでエレキをギューンと鳴かせて欲しい。
以降の曲は全てカラオケバージョン。ボーカルがカットされている故のテッシーサウンドの楽しみ方が出来る。
11、見てんじゃねぇよ太陽 (カラオケ)
12、ララバイの先に (カラオケ)
13、VERY BAD BOY(超) (カラオケ)
14、Answer for Men (カラオケ)
15、滲む街 (カラオケ)
16、No Wait (カラオケ)
17、星に乗って (カラオケ)
18、夜と手を繋いで (カラオケ)
19、見てんじゃねぇよ太陽 -Dance Mix- (カラオケ)
2023年10月15日発売
作詞:村上純、神楽澤小虎、川西幸一、手島いさむ
作曲・編曲:手島いさむ
参加アーティスト:not men not 4 ()、ゲルマウス(川西幸一・EBI)、手島いさむ、スアレス・ゴンザレス (Suárez González)、Sally's★Bar Band、ザ・ラヂオカセッツ、なめ猫オールスターズ
明日からなめロック初日!役者さん&スタッフさん頑張ってください!
そしてテッシーの素敵な曲を沢山聴けるのが楽しみです!